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風積土
風によって運搬された土粒子が堆積したもの。一般的に粒径が均一。大陸域のレス(黄土)、日本では関東ロームをはじめとする火山灰や砂丘砂などが代表的。

複合滑り面
斜面の安定解析において、すべり面の形を直線、折線、円弧、対数ら線などを適宜組み合わせたものをいう。

腐植土
植物遺体が分解したものと土が混合したもののことをいう。

不整合
ある地層が堆積後隆起し、風化、浸食作用により削剥を受けた後、再びその上部に新しい地層が堆積した場合、両方の地層の関係を不整合といい、両地層の境界面を不整合面という。

不同沈下
構造物の基礎の沈下量が場所により異なり、一様ではないこと。

不飽和土
土中の間隙に空気や水蒸気などの気体が残っている状態の土のこと。

プレートテクトニクス
地球上の表面が厚さ70〜100kmのプレートという一枚岩の地殻から成り、それが相対的に運動しているとする学説。地震の発生や山脈・海溝の成因などの説明に用いられる。

不等流
定常流のうち、流速や水深、圧力など流れの状態が場所的に変化する流れのこと。不等流計算を行い水面形を求める方法としては、基礎式を直接積分する方法や図表・数表を利用する方法がある。

浮標型雨量計
受水口から流下した雨を、浮子を内蔵した筒に受け、その水位の上昇による浮子の動きを回転する記録紙に記録させる装置。

浮遊砂
河床から離脱して浮遊状態となり、流れに取り込まれ移動している土砂のこと。土砂の粒径が小さい場合、軽量な場合、水流の力が大きかったりかく乱された流れになっていると起こりやすい。

浮力
流体中の物体は、流体と接している面に圧力を受けるが、これを合力という。浮力の大きさはアルキメデスの原理により、排水体積と同量の流体の重さに等しい。

フルード数
流体に作用する重力と慣性力の比で表される無次元量のこと。

噴流
壁面にあいた小穴やノズルなど小断面の噴口から高速で流出する流れのこと。

プラットホーム
リモートセンシングにおいて、センサーを搭載するための衛星などの器のこと。人工衛星、航空機、気球などが代表的なもの。

プラニメーター
図形の面積を求める器械。図形の外周を測図針で正確に追跡し、1周すると面積が求められる。

腹起こし
土留め工事において、親杭や矢板に作用する土圧、水圧を支持する横架材のこと。

腹付け盛土
傾斜地盤に接した薄い盛土部分、あるいは既設盛土のり面に、さらに行った拡幅盛土部分のこと。

張芝
竹串を使ってのり面全面に切芝を張り付けるのり面保護工のこと。

PCケーソン[ピー・シー〜]
円筒状の鉄筋コンクリートブロックを沈設しながら積み重ねていく、オープンケーソンの一種。

表層混合固化工法
地表面下1m以浅程の地盤に、セメントや石灰などの固化材を加え、土工機械のトラフィカビリティーの確保、良好な路盤の形成などを行う方法。

屏風打ち
多数の矢板を建て込んで、地上で閉合させておき、順次打ち込んでいく方法のこと。

フーチング基礎
建物表面において、ある限られた面積を占める基礎スラブをフーチングといい、その基礎形式をフーチング基礎という。

深井戸工法
7m以上深い位置に集水して、深井戸用の水中ポンプを用いて排除する方法。掘削における排水工法の一種。

不完全支持杭
杭先端が支持層に根入れされているか、あるいは岩盤に達しており、主としてその先端抵抗で支持させる杭を支持杭という。その支持杭のうち、支持層が薄く、支持層の弱い層や圧密層がある場合に、不完全支持杭という。

複合地盤
サンドコンパクション工法、深層複合処理工法で形成された剛性の大きな砂や固化土、およびその周囲の軟弱土から構成される地盤のこと。

復水工法
排水による周辺地盤の沈下防止のために、根切り場の排水を場外の地盤内に注水することで、周辺の水位を維持する工法のこと。

敷設材工法
>>シートネット工法

ブランケット
透水係数の大きい基礎地盤上の堤防における漏水対策として、堤内、あるいは堤外を不透水性の土で被覆したものをいう。

フリーフレーム工法
変形可能な金鋼型枠と鉄筋を一体化した部材を、のり面形状に合わせて地山に配筋・組立てし、モルタル吹付けやコンクリート打設によって斜面を安定化する工法。

不陸
面が凸凹なこと。表面が水平でないこと。

プレロード
1.軟弱地盤において、そこに建てる構造物と同等またはそれ以上の荷重を、盛土などによってあらかじめかけておき、地盤の圧縮沈下の促進、強度増加を図り、事前に期待した沈下量や強度に達したことを確認した後、除荷して構造物を建設する方法。
2.山留め壁の変形を小さくするために、ジャッキによって事前に切ばりに荷重を加えておくこと。

フローティングケーソン
水に浮かして曳航するケーソン。海中や河中に施工するケーソン。

粉体噴射攪拌工法
軟弱地盤中に粉粒体の改良材を供給し、土の強度を高める工法。

VE[ブイ・イー]
Value Engineeringの略。企画・設計・施工・維持管理などを最小のコストで行うために、構造物に要求される品質、耐久性、美観などを分析し、実現手段を改善する組織的活動。「価値分析」とも。

FIDIC契約約款[フィディック〜]
国際コンサルティング・エンジニアリング連盟(FIDIC)と欧州建設業連盟(FIEC)が1957年に作成した契約約款。国際的標準約款として最も広く使用されている。

フォロー・アップ
>>進度管理

歩切り、分切り
支払金額などの端数を切り捨てること。請負工事で見られる値引きサービスのひとつ。

不調
入札に際し、発注者の予定価格におさまらず、落札者が決まらないこと。または見積を提出したが契約に至らないこと。

不落随契
入札執行の限度回数を超えても予定価格以下の入札がないときで、予定価格と最低入札価格との差が少ない場合などに随意契約にすること。

プロポーザル方式
発注者が請負者を選定する場合、設計や技術の提案を求め、その内容を評価して業者を選定する方法。

分割発注
大規模工事や複数の専門工事が含まれる工事を、工区別、工程別、専門工事別などに分けて発注すること。

分離発注
発注者がひとつの構造物などを工種別や機能別に工事を訳、それぞれに業者を選定し発注すること。

フィッシュボーン
>>特性要因図

歩掛り
各作業別に必要な作業員の職種・数量、材料に関する種類・単位・数量、使用する建設機械の運転時間などを示したもの。

複合単価
材料、労務、機械などの個々の単価に対し、工種ごとに費用を集約して基本単位に算出する単価。

付帯工事
本工事に付随する施設や他の施設に関する工事のこと。例えば、地下鉄工事における下水道管切回し工事などのような工事をいう。

部分払い
>>中間払い

フラット特性
>>C特性

フローチャート
種々の問題や課題を発生の流れや順序に従って分析したり、解決したりする場合に用いる図表の一種。順序や手順をルール化して明示したもの。

フロート
「余裕時間」ともいい、ネットワークエ程管理手法において、他の作業に影響を与えることなく作業を遅らせることのできる時間。

分一
何分の一という縮尺を意味。

ブーム
クレーンなどの揚重機械の腕木の部分。

フォームタイ
型枠締付け用のボルト。相対するせき板の間隔を一定に保つとともに、締付け用パイプを取り付けたりする役目をもつ。

不等沈下
土質性状の異なった地盤上に、構築物を設置した場合に起きる沈下現象。構築物全体が同一な沈下をせず、片面が著しく沈下を起こす不均衡な状態。「不同沈下」とも。

歩止り
製品の製造過程で使用された原材料と、完成した製品に使われている材料との比率。

歩増し
規定時間を超えて働く場合の時間外賃金の割増し部分。

ブラケット
1.土留め切ばり工事で腹起しを設置するとき、土留め杭に溶接などで取り付けるはね出し金具。
2.張出し床などを支えるため、外側に張り出した桁。
3.ブルドーザーの略称。整地、掘削、盛土などに使用する土木作業用機械。トラクターに作業用アタッチメントを取り付けたもの。

ブレーカー
1.規定以上の電流が流れた場合、自動的に電流を遮断して電気回路を保護する安全遮断装置。
2.コンクリートの破砕機械。

粉末消火器
重炭酸ソーダを主成分とする粉末を放出する消火器。

 

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