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応答解析
地盤あるいは地盤−基礎−構造物系の地震時応答を対象とした動的解析。解析手法は時間領域と振動数領域の解析に大別される。

応答スペクトル
ある入力地震動に対する構造物の応答特性を表すために、与えられた地震波形に対する構造物の最大応答値(加速度・速度・変位応答)を、固有周期に対して減衰別にプロットしたもの。

応力解放
1.土質試料のサンプリングにおいて、試料を地中から取り出すことによって原位置で土に作用していた応力が解放されること。
2.切土、トンネルなどの掘削工事を行うことによって現地盤に作用していた応力が解放されること。

応力経路
2つの応力成分を両軸にとった応力座標上で、せん断過程における土の応力状態の変化を軌跡として表したもの。応力座標としては、せん断面上の直応力とせん断応力を選ぶベクトル・カーブと、主応力座標によるものとに大別できる。

応力制御
土のせん断試験における供試体への載荷法のうち、応力または荷重の加え方を制御する方法のこと。供試体の変形を制御する方法と比較して、載荷初期の小さなひずみにおける応力とひずみの関係がより正確に測定できる。

オーバーコアリング
既設の孔より大きい径の孔を既設の孔に重ねて掘ること。地中応力を求める測定法の一つ。

押し被せ断層
>>衝上断層

溺れ谷
海面上昇により海底に沈んだ旧河床のこと。この溺れ谷が海成堆積物で埋め立てられ埋積谷となる。

温泉余土
火山活動で噴火した熱水、蒸気、硫気などの作用により生成された粘土質物質。酸性泉ではカオリナイトが主な粘土鉱物であるが、中性からアルカリ性ではモンモリロナイトが主となり膨潤性が大きいため、トンネルでの土圧や地滑りの原因となる。

オイラー相関
対象領域内にある一点において、ある物理量を測定し時間的な自己相関係数を計算したもの。

オリフィス
孔口ともいい、水槽の底や側面の一部に穴をあけ、流出口としたもの。

温度風
水平方向に気温差があるときは気圧傾度が高度により変化し、地表面摩擦がなくても風ベクトルが高度によって変化する。このような風のこと。

オーガーボーリング
人カあるいは機械的方法でオーガーに推進力を与え、水を使用せずに地中に回転圧入してボーリングする方法。

オーバーコンパクション
含水比の高い粘性土を締め固める際、突固め回数、転圧回数などの締固めエネルギーが大きくなると、繰り返し作用によるせん断破壊のために強度が低下する現象。

オープンカット
山留めの有無にかかわらず、掘削部が露出した状態で地表面から地盤を根切りする工法の総称。

オープンケーソン
主として鉄筋コンクリートで構築した筒状構造物を地盤上に据え、クラムシェルなどで底面の掘削を行い、土砂を排出することによって地中に沈下させ、所定の 支持地盤に到達後、底盤コンクリートと頂版コンクリートを施工して完成する基礎構造。井筒、またはウェルともいう。

オールケーシング工法
フランスのベノト社で開発した大口径掘削機を用いてオールケーシングにより地盤を削孔し、地上で組んだ鉄筋かごを建て込んだ後コンクリートを打設して杭を築造する工法で、場所打ち杭工法の一種。ベノト工法ともいう。

陸打ち(おかうち)
根切り底に杭打ち機械を設置することなく、根切り前に地表面で杭頭の深さを考慮し、やっとこを用いて杭を打ち込む方法。やっとこ打ちともいう。

押え盛土工法
盛土や斜面ののり先に盛土を行うことにより安定を図る工法のこと。

押込み杭
杭打ち機や既設の杭から反力をとって押し込むことにより杭を設置する工法。打込み杭工法の一つ。

親杭
山留め工事において、地中に打設され横矢板に作用する土圧を支える杭。H形鋼、I形鋼、レールが使用される。

親杭横矢板工法
根切り工法に使用される山留め工法の一つ。横矢板には木矢板やバタ角などが使用される。親杭の施工は打込みの他、市街地では騒音・振動問題を考慮し、オーガーやボーリングマシンで削孔した後に挿入する方法がとられる。

音圧レベル
音の単位のこと。空気の振動による圧力の時間的変化を聴覚により知覚するものが音で、圧力の変化分が音圧。

音速
音波が伝わる速度。

追い挺
重量物をコロを用いて移動する際、後方に棒を差し込みてこを利用して物を前進させること。

OJT[オー・ジェー・ティー]
on the job trainingの略。作業者・労働者に対し作業を通して、教育、指導、,訓練を施すこと。

オーライを取る
吊り荷の揺れや回転を防ぎ、目的位置に正確に下ろすだめ吊り荷に控えのロープなどを取り付けること。

拝む
直立しているべきものが傾いていること。

置場渡し
材料などを置場で受け渡しする条件の取引き。「倉渡し」「倉庫渡し」とも。

納まり
現場で取り付けられるさまざまな部材の組合せの具合。美観的にも機能的にもきちんと整っていることを「糸内まり力寸よい」という。

惜しみ
重量物を移動するとき、反対側から一端を固定物に巻き付けて引っ張っておくロープ。「おしめ」ともいう。

おしめ
1.>>おしみ 
2.鉄筋やパィプの運搬・揚重に際して、その一部が抜け落ちないように下部から当てがうむしろ類のこと。


桁や梁に丸太を使うとき、中央部が上にそった状態にすること。凹凸に由来する俗語で、むくりと同義。

踊場
休息や転倒防止の目的で階段の途中に設けられる踏面の広い平坦な部分。

オペ
>>オペレーター

オペレーター
機械を操作・運転する作業員のこと。労働安全衛生法、同施行令に資格についての規定がある。「オペ」とも。


>>親ワイヤー

親方
徒弟制度時代の呼称の名残りの一つで、現在は職人の雇用主を意味する場合が多い。

親綱
1.安全帯をかけるために張るロープ。
2.>>親ワイヤー

親ワイヤー
クレーンなど揚重機のブームを吊っているワイヤー。「おや」「親綱」ともいう。また荷を吊るワイヤーを「子ワイヤー」という。

温度補償用ゲージ
電気抵抗線ひずみ計によって測定を行うとき、温度変化による影響を除去するためのゲージ。

温度補正
温度変化により影響を受けるさまざまな値を、標準温度の値に補正すること。

 

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