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泥岩
粘土やシルトが圧縮脱水され固化した堆積岩。砂質、シルト質、凝灰質、石灰質のものを含め泥質岩というが、粘土や成因によって分類される。

泥炭
ヨシなどの湿生植物が低温多湿の条件下において、ある程度腐植化し集積した土壌のこと。ピートともいう。過湿で酸素に乏しく、微生物が少ないため植物遺体 が分解されず、灰色から黄褐色までの有機物が厚く堆積した土壌。構成植物種によって高位泥炭、中位泥炭、低位泥炭に分類される。

転石
河川などにより、現位置とは異なる場所から運搬された巨大な礫。

DDA[ディー・ディー・エー]
面積雨量の値(depth)は降雨継続時間(duration)と地域の広さ(area)により著しく異なる。この関係を観測地をもとに解析する方法のこと。

低気圧性降雨
低気圧の部分では、周囲から中心に向かって渦巻状に空気が流れ込み、中心部で上昇気流が生じてそこに降雨が起こる。台風による降雨などがその一例。

定常流
対象とする領域内において、任意の位置での流速や圧力が時間的に変化しない流れのこと。さらに流速や水深により不等流、等流の2種に分けられる。

テーセン法
面積雨量を求める方法。ある地点の雨量は最も近い雨量計の雨量と等しいとし、すべての雨量計を直線で結びその直二等分線で地域を分割する。分割された地域 は雨量計を1つずつ含んだ三角形となるため、これらの面積を用いて雨量を加重平均すると面積雨量が求められる。

転倒升型雨量計
雨量計の一種で、左右の升を中央部で支え、片方の升が水で満たされると傾倒して空になり、他方の升に注水され始める。一定の雨量ごとに転倒を繰り返すようにしておくと、転倒回数により雨量を知ることができる。

TM[ティー・エム]
Thematic Mapperの略。可視3バンド、近赤外1バンド、中間赤外2バンド、熱赤外1バンドを有する計測システムで、ランドサット4、5号機に搭載されている。 双方向の機械光学式の走査で、空間分解能は赤外バンド120m、その他のバンドが30m。MSSよりも分解能が高い。

テクスチャー解析
ある画像中の構成要素が示す形状、密度分布、方向など面の性質が均質な領域を有する特徴のことをテクスチャーといい、これらの性質から解析する手法のことをテクスチャー解析という。構成要素の特徴抽出、確率密度関数、パワースペクトルなどを利用する。

デジタルデータ処理
アナログデータをデジタルデータへと変換し、コンピューターによってデータ処理すること。リモートセンシングにおける画像処理は、デジタル処理方式が主流となっている。

デジタルマッピング
写真測量などによる地図情報をアナログ量で表す代わりに、コンピューターを用いデジタル量で測定し数値地形情報を構築することをいう。

電磁波
電磁場の振動が物質中を伝播する現象のこと。波長の短い順にγ線、X線、紫外線、可視光線、近赤外線、赤外線、遠赤外線、マイクロ波、電波などと呼ばれる。リモートセンシングにおいては、利用するセンサーの電磁波特性が重要となる。

電子標尺
レーザーレベルから周囲に放射されたレーザー光線を読み取ることにより、測定基準面から受光した場所までの高さを自動的に測定する測量器のことで、レーザーレベルとペアで使用する。

ディーゼルパイルハンマー
ピストンの落下による打撃と爆発力によって杭や矢板を打ち込む杭打ち機。2サイクルディーゼルエンジンと同様の原理で作動する。ディーゼルハンマーともいう。

泥水固化連続壁
掘削に使用する安定液に硬化剤を混合して固結させる方法。地下連続壁工法などにおいて用いる。

泥水処理工法
地下連続壁、場所打ちコンクリート杭工法などで使用する泥水の処理方法。固化する方法と水分と固形物を分離する方法がある。

低騒音低振動杭工法
ディーゼルハンマーなどに比べ騒音振動の小さい工法の総称。

テールアルメ工法
土の中に金属性の帯状材(ストリップ)を層状に埋め込んで転圧し、安定した土構造物をつくる方法。鉛直な土留め壁として利用される。

電気浸透工法
軟弱地盤中に電極を挿入し、陰極に土中水を集め排水する工法のこと。

テンプレート
1.鋼管矢板基礎の鋼管矢板の打込み位置管理に使用する定規。
2.ボルトやリベットの孔、機器などの位置を正確に設定するための型板、型定規のこと。

定額請負
>>総価契約

低入札価格調査制度
公共工事の最低入札価格が一定の基準価格に満たない場合、契約内容に適合した履行がなされない可能性を調査する制度。

TQC[ティー・キュー・シー]
Total Quality Controlの略。アメリカのファイゲンバウムの提唱した総合的品質管理。品質管理を、経営者が行う経営管理の重要な部分と位置づけ、製造部門だけでは なく販売、サービス、営業まで企業のすべての部門に一貫して行う総合的管理体制のこと。日本のTQCはこの考え方を導入して発展したもので、社長から作業 員まで含めた全員参加とし、ファイゲンバウムのTQCと区別する意味から「全社的品質管理」と呼ばれている。

出来形
工事施工が完了した部分のこと。「出来形部分」ともいう。

出来形部分
>>出来形

出来高
出来形を金額に換算したもの。中間払いの対象となり、その時の検査を「出来高検査」「中間検査」という。

デジベル
測定において、暗騒音を補正するときに用いるもので、パワー計算で求める。

デシベル平均
複数の音源の音の大きさをパワー計算して求めた平均値のこと。

デシベル和
複数の音源の大きさをパワー合成して求めた全体的な騒音レベルのこと。

出合い丁場
同じ現場内で複数の業者が同時に作業すること。工場やプラントの建設において、ゼネコンとメーカーは出合い丁場になる。

TBM[ティー・ビー・エム]
1.tool box meetingの略。
2.tumel boring machineの略。全断面機械掘進機。

抵抗機
交流電流によるアーク溶接機。

定尺
>>定尺物

定尺物
板・角材・鉄筋などあらかじめ定められた寸法に作られた市販資材。「定尺」とも。

定礎式
1.建造物の土台に記念の言葉などを刻んだ礎石を据えるときに行う儀式。
2.建築関係者や竣工年月日を記した定礎板を所定の位置に取り付ける儀式。

出隅
2つの部位、部材の2面が交差する場合、外側に突き出ている角の部分。

でっこ
揚重作業中に鳶職が使う合図言葉。吊り上げ作業中、揚重機の運転手にワイヤーを緩めることを合図するときに使う。また、吊り下げ作業中にワイヤーが切れて物が落下した場合にも使う。

出面
作業現場に出てきた労務者の員数。

手間
作業員の労力または工賃。

手待ち
関連作業の遅れ、作業の錯綜、材料の不足などの理由から作業員が工事を進めることができずに待たされること。

手元
大工、鍛冶工、電工などいわゆる職人の補助的作業を行う者。

手戻り
作業の成果が所要の品質を満たしていないため、また、作業手順を間違えたため作業をやり直すこと。関連する作業の後先を逆にしたため工程を元に戻してやり直すこともいう。

デリック
>>ガイデリック

デルマック
デルマックハンマーのこと。2サイクルエンジン式の杭打ち機械で、ドイツのデルマック社によって開発されたことからこの名がある。

天端
1.部材などの最上面あるいは上の端。「うわば」とも。
2.堤防、ダムなどの堤頂面。

天秤
1.足場材が片持ち梁状になって不安定な状態。
2.足場材の配置や固定が不良のため、人が乗ったときに反対側が跳ね上がること。

 

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