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傾斜
地層面などが水平面となす角度。その交線方向を走向という。

珪藻土(けいそうど)
非晶質珪酸からなる珪藻の遺骸が集積してできた堆積物で、化学工業用材料などに広く使用される。多少の粘土物質が混入しており、きわめて多孔質で吸水性に富み、見かけ比重が0.2〜0.4と小さい。

K0圧密[ケー・ゼロ〜]
三軸圧縮試験において試料を圧縮する際に側圧をコントロールし、試料の側方変位が生じないようにしながら圧縮すること。

頁岩(けつがん)
粘土からなる堆積岩のこと。泥岩より層理が発達しており、はく離しやすい。さらにはく離しやすく時代の古いものは粘板岩となる。

結晶片岩
変成鉱物が一定方向に配列され、薄くはがれる性質やさまざまな物理的性質に強い異方性をもつ、広域の変成作用でできた変成岩。源岩の種類により泥質片岩、石英片岩、緑色片岩などに分類される。

牽引力
トラクターなどの車両が水平面上を走行する際、その水平面に平行な進行方向の作業に対し発揮し得る力。

限界間隙比
砂の排水せん断の際に、堆積が増加も減少もしないときの間隙比のこと。

玄武岩
黒色から黒灰色の細粒、緻密な塩基性火山岩。六角粒状節理が発達することもある。

膠結作用
>>セメンテーション

径深
流れの断面積をA、潤辺(水に接している壁面)の長さをSとして、A/Sのこと。水力水深、動水半径ともいう。

傾度風
上空の風のように摩擦力を無視できる場合、気圧傾度による力がコリオリの力と遠心力との合力とつり合って定常的に吹いている風のこと。等圧線に沿って吹き、等圧線が直線の場合は地衡風となる。

限界勾配
等流水深が限界水深に等しい開水路の勾配をいう。

限界水深
流量が一定で比エネルギーが最小、または比エネルギーが一定で流量が最大のときの水深。比エネルギーとは開水路の水深と速度水頭の和。また水深が限界水深より大きい場合、流れは常流となり、小さい場合は射流となる。

現場座標系
工事現場などある局所的な場所で任意に原点を設置し、その原点によって座標軸を考えた座標系のこと。

軽量盛土工法
荷重の軽量化により盛土の安定を図る工法のこと。

ケーソン
円形、楕円形、長方形などの中空箱を、地中の支持地盤まで潜掘沈下させて構造物を支える基礎とするもの。潜函ともいう。

ケミカルアンカー
樹脂系の接着剤でボルトを定着させアンカー体とする、アンカーの一種。

ケリーバー
アースドリル工法において、ドリリングバケットを回転・掘削するための角形、丸形の鉄管のこと。

減圧沈下
ニューマチックケーソンにおいて、ケーソンが自然沈下で下がらない場合に、作業室内の気圧を下げ負圧により沈下させる方法のこと。

減衰定数
構造物や地盤は、材料内部での摩擦やひずみ履歴などが原因で、動的な外力が働かなくなると振動が減衰していくという性質をもっているが、その減衰量の大きさを規定する定数をいう。

経営事項審査
建設業法第27条第3項に基づき、公共性のある施設など建設省令で定められた建設工事の入札に参加しようとする業者を対象に、国土交通大臣または都道府県知事など許可行政庁が経営に関する客観的事項の審査を行うこと。「経審」とも。

経審
>>経営事項審査

契約保証金
契約に際して発注者が請負業者から徴収する金銭。請負業者が契約を履行しないときに、発注者に帰属することとなる。一般的には、請負業者が履行保証保険を締結して、契約保証金の免除を受けるケースが多い。

契約約款
建設工事契約を結ぶ際、設計図書とともに契約書に添付する書類。「工事請負契約約款」とも。公共事業では公共工事標準請負契約約款の使用が勧告され、民間工事では四会連合協定工事請負契約約款が主に使われている。

建設工事紛争審査会
建設工事の請負契約に関する紛争の解決を図るため、国土交通省および都道府県に設置される機関。

現場管理費
請負業者の工事現場の管理に要する変動的な経費。給料手当などの人件費、法定福利費、交通費、旅費・交通費、通信費など。

現場経費
工事原価のうち労務管理費、各種保険料、現場職員の人件費、交通費、補償費など、工事現場を管理運営するために要する費用。

現場説明
入札と見積もりに必要な条件のうち、図面や仕様書だけでは分からない現場条件について、発注者側が説明すること。

現場代理人
工事現場において元請業者を代表する人。「代人」とも。

検収
材料や物品が、発注数量、等級、規格、品質などに合致しているかを検査した上で納品すること。

KKD[ケー・ケー・ディー]
経験(Kei・ken)、勘(Kan)および度胸(Dokyo)の頭文字で作った俗称。建設現場などで科学的管理手法を用いず、従来の管理による経験と勘と度胸で物事を判断し行動していくこと。

下駄
重量物、坊主などの下端部に敷く木材。これを設置することや、下にものを置いて高さを調節することを「下駄をはかす」という。

結露
壁、天井、配管などの表面に空気中の水蒸気が水滴となってつくこと。

尻割り
請け負った仕事を完成せずに途中で投げ出してしまうこと。「しりを割る」「とんこ」「とんずら」とも。

けれん
解体後の型枠材や床・壁のコンクリート面に付いたモルタルかすなどを落とすこと。

検尺
1.材木の長さや断面寸法を物差しで測り材種、品質ごとに整理して記帳すること。「すんけん」とも。
2.リバース杭や連続地中壁の掘削が完了したとき、所定の深さまで掘れているかどうか確認すること。

剣スコ
土砂を掘削するときに用いる先のとがったスコップ。

健全度判定
構造物の耐久性、耐荷性、美観性、機能性など構造物の使用性能を総合的に評価する指標を用いて、構造物の劣化や損傷などによる使用性能の低下の度合いを判定すること。

玄翁
1.主として大工がのみをたたくために用いる道具。
2.石工が石材を割ったり加工する際に用いる槌。

 

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