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正規圧密粘土
過去に受けた最大応力にほぼ等しい圧力降伏応力を有する粘土のこと。沖積粘土がほぼ該当する。

静止土圧
土が水平方向に圧縮や膨張を受けていない状態の土圧のこと。地下壁などに作用していることが多い。例えば土留め構造物では、壁体が移動せず背面の土にすべり面を生じないような状態の土圧をいう。

正断層
断層面をはさんで、上盤が下盤に対し相対的にずり下がった関係にある断層のこと。重力断層ともいう。

石英
化学成分がSiO2の主要造岩鉱物の一種。通常は無色透明で、花崗岩などでは白い長石に比べ灰色に濁って見える。硬度7で、その硬さにより方石解岩など類似の鉱物と区別することができる。

石灰岩
セメントの主原料となる、炭酸カルシウムを主成分とする堆積岩のこと。サンゴや貝殻、有孔虫など石灰質の生物の遺骸が累積したものが多い。粘板岩や砂岩の地層の間にはさまれて産する。

接地圧
1.車両が地面に作用する単位面積当たりの圧力のこと。
2.構造物基礎の底面に働く反力のこと。剛な基礎において、基礎端部で大きい接地圧が発生するが、時間とともに平均化される。

節理
割れ目をはさむ両側の相対変位がない、あるいはほとんどないと判断される岩石中の割れ目の一種。この特徴により断層などと区別される。

セメンテーション
土粒子間の間隙水に含まれる結合物質が、長年にわたり土粒子間に沈殿して化学的に土粒子を結合させること。結合物質にはシリカ、鉄、アルミニウムの水酸化物、有機物や各種の炭酸塩などがある。こう結作用ともいう。

全応力解析法
実際の地盤で起こり得る最も危険な排水条件に対応するせん断強度定数を用いて、斜面の安定解析を行う方法。軟弱地盤上の盛土の安定、掘削の場合の安定、過圧密粘土の長期的安定など施工条件に合わせて検討できる。

先行圧密応力
先行応力ともいい、ある粘土が過去に受けた最大応力のこと。

剪断強
さ 土が荷重を受けてひずみを生じるとき、あるいはすべりを起こすときの最大の抵抗応力のこと。砂や礫では土粒子の摩擦、粘土では主に粘着力により抵抗する。

剪断抵抗角
一般には粘土に対して使われ、同じ粘土でも圧密や排水条件によってφの値が異なるため、この条件を表すサフィックスをφにつけて区別している。

全般剪断破壊
基礎に荷重が加わったときに起こる地盤のせん断破壊形態の一つ。小さな沈下にもかかわらず、破壊が急激に起こる現象。密な砂質地盤や硬い粘性土地盤に見られる。

線歪み
>>軸歪み

千枚岩
細粒の堆積岩が変成したもので、粘板岩が変成し結晶片岩になる中間の変成程度の岩石のこと。片理が発達し薄く割れやすく、またこの面ですべりやすい。

閃緑岩
完晶質で粗粒の深成岩のなかで、中性の化学組成もつ岩石のこと。無色鉱物として斜長石、有色鉱物として角閃岩を主とする。酸性の花崗閃緑岩、石英閃緑岩と塩基性の斑れい岩の中間に位置する。

静水圧
静止している流体において任意の点に作用する圧力のこと。大気圧を基準とするゲージ圧、絶対圧力の2種類があるが、通常、水理学ではゲージ圧を用いる。

成層流
重力場において、熱や濃度の違いに起因した密度差が存在する2つ以上の流体が、互いに混ざり合わずに層を成している流れのこと。

積算雨量計
一定期間の降水総量を測定する器械。山岳地帯など人が頻繁に足を運ぶことが困難な場所に設置される。

積雪の密度
単位容積中の雪の質量で、積雪の性質を示す基本要素の一つ。降り積もったばかりの雪は綿のようで密度が小さいが、時間の経過に伴って昇華・融解・圧縮などにより次第に密度が大きくなる。

積率法
対数確率紙に資料をプロットした際、標本点は直線のまわりに散らばるが、これらの標本点に対して最適な理論直線を当てはめる方法。

前線性降雨
暖気団と寒気団が接触するとき、接触部分において前線が形成され、暖気団の空気が寒気団の上へ上昇することにより降雨となるもの。梅雨は停滞前線による例。

全天日射量
>>水平面日射量

赤外線
波長が0.7〜1,000μmまでの電磁波の総称。波長領域に明確な区分はないが、通常、波長の短い順に近赤外(0.7〜1.5μm)、中間赤外 (1.5〜15μm)、遠赤外(15〜1,000μm)の3つに分けて呼ばれる。また7〜15μmの波長領域を熱赤外と呼び温度測定に用いられる。

センサー
電磁波などのエネルギーを探知し、それを電気信号に変換することにより情報を得る装置のこと。

生石灰杭工法
軟弱な粘性土地盤中に生石灰をパイル状に造成して地盤を改良する工法のこと。

セメント・モルタルミルク注入工法
セメントミルクやセメントモルタルなどの改良材を軟弱粘性土と地盤中の原位置で撹拌混合し、化学的な結合作用を利用して地盤改良を図る。最も代表的な例として、深層混合処理工法や表層固化処理工法がある。

潜函
>>ケーソン、ニューマチックケーソン

洗掘
流水、波浪によって河岸や海岸、河床や海底の土砂が洗い流されること。

浅層安定処理
処理対象層の深さが数mの比較的浅い場合で、安定材を用いた地盤改良。土質安定処理を対象深さで区別した呼び名。

先端支持杭
構造物の荷重を支持できる岩盤や礫層などの硬い地盤まで杭を打ち込み、先端抵抗のみで支持すること。

制限付き一般競争入札
>>制限競争入札

制限競争入札
入札参加希望者の資格審査により資格認定を行った上で、工事公告では資格を有する建設業者に限定して入札に参加できる方式。「制限付き一般競争入札」とも。

積算基準
積算要領を受けて、各費用項目の細目内容などを詳細に定義したもの。

積算要領
土木工事費の積算について、工事費の構成と範囲、諸経費の積算方法などの基本を定めたもの。

責任施工
施工に関して、請負者が瑕疵担保を含め一切の責任を負って工事を実施すること。

設計書
>>数量明細書

設計図書
請負契約における、契約書以外の図面、仕様書、現場説明書とそれに多雨委する質問回答書などの総称。

施工管理基準
施工管理の要領について、各工種ごとに述べたもの。

施工管理の四要素
工事の施工における四大重要管理項目。品質管理、原価管理、工程管理、安全管理。「QCDS」とも。

専門工事業者
おもにゼネコンの下請となって、建設工事の一部を専門に請け負う業者。「協力業者」とも。

セイフティーコーン
建設現場の危険な場所の表示や道路工事における車両の誘導などに使用。

施工図
設計図書のほかに施工に必要な原寸図、割付け図、施工順序図、仮設備図などの図面。

絶縁用保護具
活線電路付近で作業するときに、感電防止のため作業員が着用するヘルメット、手袋などの保護具。

石頭
岩右や岩盤に発破用の穴を手掘りであけるときに使う金槌。

世話役
>>職長

全強
部材が設計上耐えられる最大の強さ。

全数検査
材料または製品の品質検査などで、検査対象となるものの集まりすべてを検査基準に従って検査すること。

 

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