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水平方向地盤反力係数
水平力を受ける杭の地中部分の地盤反力と、その点における杭のたわみとの比をいう。この係数は水平載荷試験、一軸または三軸圧縮試験および標準貫入試験、ボーリング孔内の載荷試験などにより求められ、杭の軸直角方向力に対する許容支持力の算定に用いられる。

スコリア
火山噴出物の一種で、火山灰土層中に見出される比較的硬い軽石状の岩滓。路盤材料としても使用できるほど良質なものが多い。

スパングラーの理論
埋設管に作用する土圧理論の一つ。原地盤に設置後盛土する「突出型」と、溝状に掘削後埋設する「溝型」に分けられる。

スペクトル
一つの量をある変数に分解し、大小の順に並べたものをいう。例えば振動加速度では、周波数ごとに分解し並べたものを周波数スペクトルという。

スミヤ効果
バーチカルドレーンの打設によって周辺の粘土が乱され、水平方向の透水性が低下すること。かく乱効果ともいう。

スレーキング
塊状の物質が水分を吸収し細かく崩れる現象。乾燥した土塊において、水の侵入に伴い間隙中の空気が圧縮され土塊中に引張力が生じることと、これによりさらに水が侵入し粒子間の結合を弱めるために起こる。

水撃波
水圧管の末端の閉塞器を操作し流量を減少または増加させると、閉塞器において流速の変化に応じる圧力の変化が起こる。この変化は波動として管内を大きな速度(約1,000m/s)で伝搬するが、この波動を水撃波という。

水頭(すいとう)
単位重量の流体がもつ力学的エネルギーを、重力に逆らって上昇する高さを単位として表したもの。高度水頭、速度水頭、圧力水頭などがある。ヘッドとも呼ぶ。

水平面日射量
水平面に入射する直達日射量と天空散乱日射量を加えたもの。全天日射量とも呼ぶ。

水面蒸発
土壌面からの蒸発に対して、小さな用水路から大きな湖水まで、さまざまな水面から水が蒸発することをいう。

水理実験
模型により実際の現象を再現する方法。自由水面をもつ現象はフルード則に、自由水をもたない現象はレイノルズ則にしたがい模型の縮尺や水理量を決定するのが一般的。数値実験とともに、現象を予測する有効な手段。

水力水深
>>径深

ストークスの抵抗則
液体中を沈降している粒子に作用する流体抵抗を表す法則。粒子径が85μ以下でレイノルズ数が1以下の場合によく当てはまる。

スノーレコーダー
積雪深の変化を現場で記録する装置。直径5〜10cmの中空円筒に、10cm間隔にピンホールを1列にあけ、内側に感光紙を貼り、ピンホールを南に向け鉛直に立てておく。春になり感光紙を見ると、雪面の高さの季節的変化がわかる。

水準器
液体において気泡が浮上する原理により水平位置を測る器具。

水準測量
地球上の高低差を測る測量のこと。レベル(測量機器)を用い高低差を測る直接水準測量と、鉛直角と距離から鉛直距離を測る間接水準水量の2つがある。

図形調整法
測点の平面位置を求める際の調整法の一つ。観測量の距離と角度を未知量として正規方程式をたて、最小2乗法に従い求める。

スタッフ
標尺ともいい、水準測量で用いられる。伸縮式で、通常は5mm間隔に目盛が印刷されている。

SPOT[スポット]
Systeme Probatoire d'Observation de la Terre(仏)の略。1980年にフランス国立宇宙研究センターが打ち上げた地球観測衛星。2台のHRV(High Resolution Visible instrument)を搭載し、撮影方向を変化させステレオ画像の取得が可能。観測周期は26日。

SLAR[スラル]
Side Looking Airborne Radarの略。飛行機に搭載して、側方にマイクロ波ビームを扇形に発しながら、進行方向に対して地表の2次元画像を形成するセンサー。実開口方式と合成 開口方式があり、分離能が高いという理由から前者が主流となりつつある。

スラント
液体において気泡が浮上する原理により角度を測る器具。

透し掘り
崖など垂直に近く切り立つ面の最下部を掘り込むこと。たぬき掘りとも呼ぶ。

鋤取り(すきとり)
地山部分において、所定の地盤面まで土を切り取ること。道路では切土部の路床面を出し整形すること、構造物基礎においては床付き面を出すことをいう。

素掘り
自立する良質地盤で山留めなどの補強をせずに掘削すること。

随意契約
1.価格が折り合わず落札者がいない場合、最低額入札者と発注者が協議して契約すること。
2.競争入札を行わずに特定業者と契約すること。公共工事の継続工事・付帯工事などの契約に用いられる。「随契」とも。

随契
>>随意契約

数量明細書
工事数量を項目ごとに記載したもので、積算・出来高算定・設計変更などの際の基準となる。「設計書」「金抜き」とも。

スポンサー
>>スポンサー企業

スポンサー企業
JV工事における構成員の代表者。「スポンサー」とも。

スライド条項
工期内に、賃金、物価などの変動により当初の請負代金が不適当となった場合のために、請負代金の変更を規定した条項。

末口
切り丸太などの梢に近いほう、細いほうの切口。ここの直径で丸太の太さを表す。根に近いほうの切口は元口。

スキップ
斜坑または立坑のずり出しに使用する土砂運搬用機械。

スクリュージャッキ
>>キリン

スクレーパー
1.掘削、積込み、運搬、敷ならしの一連の作業が連続してできる土工用機械。
2.塗装などのため、鉄部の錆、汚れをかき落とすへら状の工具。

スコップ
土砂などの掘削や積込みに用いる人力による土工用具。

筋違い
地震や風などの外力に対し、仮設足場や建物の軸組を強化するための斜め材。

スタンション
工事期間中、高所作業や開口部付近など墜落の危険がある場所に取り付ける仮設の手すり用の支柱。

ステイ
>>とら

ストレーンゲージ
コンクリート構造体や金属材料に貼り付けてひずみや応力を測定する計器。「歪みゲージ」とも。

スナッチブロック
>>滑車

墨出し
1.壁、柱、床などの中心線の位置、仕上げ面の位置などを墨やペンキで記すこと。
2.部材の切断、取付け、継手加工などの作業のために必要な線や印を付けること。スラーワイヤーロープなどを緩めるように指示する場合に用いる鳶用語。

スライディングフォーム
コンクリートの打設の進行に伴って順次移動できる構造・装置をもつ型枠。

すり付け
1.道路橋の橋台などの構造物と背面側の舗装に段差が生じた場合に、一定区間内で段差を解消するために行う補修対策。
2.道路の直線部から曲線部への変化を自動車走行上の快適性、運転の安全確保、道路の美観向上のために滑らかに接続した部分。

 

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