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地中応力
構造物などの上載荷重により地盤内に発生する応力。鉛直に載荷した場合の鉛直地中応力は、深さ方向と水平方向に漸減するように分布する。この応力分布の形を応力球根という。

地中変位計
地盤内の変形量を測定する計器の総称。垂直に埋設した測定管内傾斜計を下げて任意の位置の移動量を測定する方法、傾斜計を測定値に固定して測る方法などがある。

チャート
主として潜晶質石英の緻密な集合体で、95%以上がSiO2からなる、きわめて堅硬。塊状のものと層状のもとがある。

沖積層
沖積世で現在の河川作用によって堆積生成された地層のこと。堆積以来十分な年代を経ておらず、圧密の進行が不十分のため軟弱な土質地盤を形成している。

沖積土
年代の若い沖積世に堆積した三角州などの堆積物を母材とし、土壌化の進行しいない無機質を主とする未熟土のこと。

超音波パルス試験
土や岩石など供試体内の超音波速度を測定し初期せん断弾性係数やポアソン比を求める試験。

長石
曹長石、灰長石、カリ長石を端成分とする固溶体鉱物の総称。SiO4四面体の一部をAlとNa、Ca、Kいずれかが置き換えた立体網珪酸塩鉱物。花崗岩などの酸性岩の他、塩基性岩、堆積岩、変成岩などほとんどの岩石に含まれる重要な造岩鉱物。

重複反射理論
地震波のうち、横波のS波(せん断波)が基盤とその上部の地表層との境界面、地表面で反射と透過を繰り返す現象を利用し、鉛直下方から入射する任意の波動から地盤振動を解く理論。

直下型地震
>>直下地震

直下地震
規模の大きくない地震でも、都市部など人の密集する地域付近で起こるため震度が大きく感じられる地震のこと。直下型地震ともいう。

貯留係数
1.帯水層の単位表面積当たり、かつ単位水頭当たりの貯留水の容量。
2.地下水位の変化によって生じる自由水面付近にある土の貯留水の変化量。

地下水
地表面より下にある水のこと。飽和帯にあり泉や井戸の供給源になる水、地表面と飽和帯の間に存在する懸遊水の2つに分類される。

地下水流出
地表面に降った雨が土中に浸透し地下水となり、重力の作用で流下し河岸や湖岸の地表に露出した部分に到達すると、再び地表に現れ河川や湖に流入する。この循環のことをいう。

地形性降雨
気流が山腹に衝突するなどで地形の影響を受けた結果、上昇流が発生することによりもたらされる降雨のこと。

地衡風
コリオリの力と気圧傾度力がつり合っているとき、等圧線に対し平行に吹く仮想の風をいう。摩擦力や等圧線が曲がっていることによる遠心力は考慮されていないため、地表面から1km以上の層で等圧線が平行な場合に当てはまることが多い。

地上風
地表面付近を吹く風のこと。障害物のない場所で地表面から10mの高さにおける測定値を基準とする。地表風ともいう。

地点雨量
ある地点における降水量。あくまで雨量計の設置してある地点における降水量であるため、ある面積における降水量は別に求める必要がある。

地表風
>>地上風

地表面の粗度
地表面の粗さの程度を表すもの。乱流の状態や風速の鉛直分布はこれにより大きく左右される。

注意報
気象庁が気象、地震および火山現象を除く地象、津波、高潮、波浪、洪水について行う警報。地方気象台が担当予報区に対し行うのが原則。

跳水
水門からの流出やダムを越流した流れは一般に射流であるが、射流が常流に遷移する場合、表面に大きな渦を伴いながら水深が急激に増加して常流に変わる。この現象をいい、射流のもつ大きなエネルギーに対する減勢工として積極的に利用されている。

貯留関数法
流出過程を降雨が流域の各部に貯留されながら流れるとする、流出解析のモデル。流出量の時間変化は、降雨量の時間変化が変形したものとする。

チェーン測量
巻尺や直角設定器具など簡単な測量器具を使用した平面位置の測量。

地形測量
地形図を作成するための地物と地表の高低、および平面位置の測量。

丁張り
土工事の際、盛土や切土をするときに設置し基準とする目印のこと。

地下水低下工法
湧水によって掘削、床付け、コンクリート打設などの作業が妨げられる場合、周囲の地下水を排水して水位を下げる工法のこと。ウェルポイント工法、ディープウェル工法などがある。

地下連続壁工法
仮設工事用の土留め壁、止水壁、地下構造物の本体利用壁、橋脚の溝造物基礎などをコンクリートの打設により連続して地中盤を構築する工法。

置換工法
掘削機で作業できる程度に浅い軟弱層の一部、または全部を取り除き、良質土で置き換えることにより良質な支持地盤を形成する工法。

中間杭
>>棚杭

注入工法
地盤や構造物の間隙に強度増加、止水、充てんなどの目的に応じてセメント、粘度、薬液など流動性の材料を注入する工法。

柱列工法
場所打ちコンクリート杭やモルタル杭などを連続して打設して、柱列状の壁を構築し土留め壁、止水壁にする工法。

直接基礎
構造物の重量を十分に受けられる良質の地盤に、地表面から浅い位置に構築する剛体基礎のこと。

地方公契連
地方公共工事契約制度連絡協議会の略称。公共工事の契約制度の運用の合理化を図るため、国の行政機関、公社・公団、都道府県、政令指定都市などが会員となって、発注機関相互の連絡調整や調査研究などを行う。

中央公契連
中央公共工事契約制度連絡協議会の略称。公共工事の契約制度の運用の合理化を図るため、国の省庁、公団・事業団が会員となって、発注機関相互の連絡調整や調査研究などを行う。

仲裁
建設工事に関する紛争処理方法のひとつで、建設工事紛争審査会が行う。当事者の合意によって選定した仲裁人の判断に従うことを約する。仲裁判断は、裁判における確定判決と同じ効力を持つ。

調停
建設工事に関する紛争処理方法のひとつ。建設工事紛争審査会の調停委員が、当事者に協議の機会を与えて解決を図るが、斡旋よりも委員の介入度合いが大きく、審査会が作成した調停案を当事者が受諾することを勧告できる。

直接仮設
型枠、足場など、工事施工に直接関係のある仮設。

直接工事費
工事施工のために消費されたことが確認できる原価。場所、工種別に算定され、材料費、労務費、直接経費などに区分される。「直工費」とも。

直工費
>>直接工事費

地質調査
ある地域や場所の地層、土質性状、岩石の種類、分布状況、相互関係などを調べること。

中央値
不規則、または大幅に変動する騒音や振動の大きさを評価する代表値の一つ。騒音や振動をレベルごとに累積度数曲線を描き、累積度数が50%に対応するレベルより求める。

中間検査
中間払いを前提にして、設計図書などの関係書類に基づき、発注者側が工事の既済部分の出来形、搬入した工事材料などの確認・査定などを工事途中で行う検査。「出来高検査」とも。

中間払い
中間検査に合格した場合に支払われる請負代金の一部。「部分払い」「出来高払い」とも。

聴感補正特性
人間の聴覚の周波数特性を考慮した形で音圧レベルを評価する補正方法。

超低周波音
約20Hz以下の耳に聞こえない音のこと。振動ふるい、コンプレッサーなどから発生し、家屋や建具のがたつきを引き起こす。「インフラソニック」とも。

超低周波用マイクロホン
耳には聞こえない20Hz以下の音までも測定できるマイクロホン。計れる周波数は60Hzぐらいまで。

賃金台帳
各労働者の賃金計算の基礎となる項目、額について、使用者が各事業場ごとに作成を義務づけられている台帳。労働基準法第108条、施行規則第54条に定にめられている。

チェーンソー
鎖状になったのこ歯をベルト状に回転させて木材などを切断する機械のこ。「鎖のこ」とも。

チェーンブロック
滑車と鎖を組み合わせ、人力で揚重力を増す道具。

チオコール
アメリカのチオコール社で生産されるポリサルファイド系の弾性シーリング材。

チッピング
硬化したコンクリートの表面をのみなどで削り取り、粗面仕上げをすること。

千鳥
2列のものを互い違いに配置すること。

超音波探傷試験
超音波を利用して金属内部の溶接欠陥などを検査するために行う非破壊試験方法の一つ。

提灯
コンクリートを打設場所まで落とし込むための円錐台形の管。

丁場
工事現場のこと。

直庸
事業主が直接に雇用し、その賃金管理および各種の保険手続を行っている労働者のこと。

 

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