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第三紀層
第三期に堆積した地層のこと。新生代より古い中生代、古生代の地層に比べ年代が若く、石化が進行していないため堅硬ではなく、軟岩に分類されることが多い。

帯水層
井戸などにおいてかなりの水量が汲み上げられるほど十分な水量を保有している岩層や砂礫層のこと。帯水層の地下水の水頭が帯水層の上側境界面より高い場合は、被圧帯水層という。

体積圧縮係数
沈下計算に用いられる、土の圧縮性を示す係数。

堆積岩
火成岩、変成岩と合わせ岩石の基本3分類のうちの一つ。主として陸域において浸食削剥された岩石の材料が、河川などで運搬され水底に堆積し岩石となったもの。かつては水成岩と呼ばれていた。この他火山灰などが降り積もり地層となったもの(凝灰岩)もこの一種。

台地
ほぼ平坦で高度をもつ地形面のこと。洪積世の地層の堆積により平坦面が隆起した洪積台地や石灰石の浸食によるカルスト台地、溶岩の流れた面が残った溶岩台地などがある。

第四紀
地質時代の最後の紀に当たり、新生代を第三紀と第四紀に分けた場合の新しいほう。おおむね約200万年以降から現在までの時代のこと。この時代の地層は年代が若く、岩石となっておらず土の層となっていることが多い。

大理石
石灰石のうち、変成作用などにより再結晶作用を受け、粗粒な方解石の集合体となった岩石を、狭義で大理石(結晶質石灰岩)と呼ぶ。

ダイレイタンシー
土がせん断力で破壊する際、土粒子の配列状態が変わり体積変化を生じること。緩い砂や正規圧密粘土では体積が収縮し、ダイレイタンシーを負で表す。一方、締まった砂や過圧密粘土では体積が膨張し、正で表す。

単位体積重量
土圧、支持力、沈下、斜面の安定などの計算において、土の自重として用いられる、土の単位体積当たりの重量のこと。

段丘
河岸や海岸に沿って急崖と平坦、もしくは緩傾斜面が繰り返し現れる段々状の地形をいう。

断層
地殻変動など地盤の破壊によって生じた不連続面のうち、面と平行な変位(せん断変位)を主とするもの。周辺の岩盤の多くが破砕され、断層破砕帯となっている。

大気放射量
大気中の分子成分や雲、地表面の放射する赤外線の量のこと。大気放射は大気層を含めた地球が、一定の熱的平衡を保つうえで重要な役割を果たす。

滞流式
平坦な土地の雨水渠に貯留能力があることを考え、降雨強度式に滞流係数を導入し流出量を表した式。

ダルシーの法則
水が土中を流れる場合、水平距離をl、損失水頭をhとすると流量が小さい範囲内で平均流速vは、v=kh/lと表される。この関係のことをいい、kは透水係数という。

単位流量図法
ある流域に、一様に単位降雨があったとして、流域の流出口で得られるグラフをユニットハイドログラフと呼ぶ。このグラフを用い任意の降雨に対する流出量を求め洪水を予測する方法のこと。

ターゲット
光波測距儀による距離測量において、光波測距儀から出される光を反射するもので、反射プリズムともいう。

多角測量
>>トラバース測量

大気圧工法
>>真空圧密工法

タイバック工法
アンカーの先端がベル状に拡大されているため定着長が短くてすむという特殊なアンカー式土留め工法。アメリカのワシントン地下駐車場で用いられた。

叩き(たたき)
たたいて仕上げた平滑な面。土の場合は土間という。

三和土(たたき)
土に石灰とにがりを混ぜて安定処理したもの。

多柱基礎
水底に杭を打ち込み、水面上のフーチングによって杭頭部を剛結した基礎のこと。大水深や速い潮流の橋梁基礎に使用される。

棚杭
切りばりの中間に打ち込んで座屈を防止する杭。山留め支保工の部材の一種。中間杭、支柱ともいう。

谷積み
石やコンクリートブロックの積み方の一つで、矩形材料の辺を斜めにして積む方式。

弾性波速度
媒質中を伝わる波動の速度をいい、その速度は波の種類により異なる。縦波(P波)、横波(S波)、表面波の順に大きい。

ターン・キー契約
プラント建設などで、企画・調査・設計・調達・施工などを建設業者が一括して請負う方式。発注者が工事完成時に受け取った鍵(キー)を回せば(ターン)、すぐに稼働する状態で引き渡すことから、この呼称となった。

代案入札
発注者の設計に対し、工費・工期を抑えるために材料・工法などに変更を加えた代案をもって入札すること。

代価表
見積書の鏡や内訳書の単価の明細説明に用いられる表。「一位代価表」とも。

大臣許可
>>国土交通大臣許可

代人
>>現場代理人

貸与品
発注者が施工者に貸し与える仮設材など。

単品スライド条項
急激なインフレや海外における戦争・動乱などにより、建設資材の一部や賃金が高騰した場合、請負代金を変更できると規定した条項。

タイムスケール表示
ネットワーク手法で作成された工程表を、タイムスケールの入った用紙上に、所要日数の長さに合ったアクティビティの矢線の長さで整理して表すこと。

立会い
>>立会(りっかい)

縦波
媒体の振動方向と伝搬方向が一致する波のこと。

ダブルディスタンス
音源からの距離の増大に伴って音圧レベルが減少する距離と減衰量の関係をいう。

ダミー
矢線だけでは正確に表現できない作業の相互関係を図示するために、補助的に用いる矢線のこと。「擬似矢線」とも。

弾性支持
ばね、ゴムなどの弾性媒体を介して工作機械などを基礎に取り付けること。機械からの振動が基礎に、あるいは基礎からの振動が機械に伝わらないようにする。

ターンバックル
ワイヤーロープ、鋼棒などを緊張するのに用いるねじ式の器具。

耐荷性
構造物に対して直接的に作用する荷重に対して一定の安全率を長期間保つ性質。

耐久性
構造物に対して直接的な荷重ではないが、作用すると悪影響があるものに対して強度や性能を長期間保つ性質。

太鼓落し
丸太材の面を平行に切り落とし、断面が太鼓形になった木材。山岳トンネルの枕木や布掘りの腹起しに利用。

台付け
端部を輪形にしたワイヤーロープ。荷がかかると抜ける危険があるので玉掛けには使えない。

台直し
位置のずれた鉄筋やアンカーボルトを正規の位置に修正すること。

台引き
掘削土の搬出に際し、ダンプトラックに積み込んだ土量に関係なく、ダンプトラック1台当たりの値段を決める契約のこと。

タイヤドーザー
ゴムタイヤの車輪式ブルドーザーのこと。

ダイヤルゲージ
長さやたわみなどの微小な変化の測定に用いられる計器。

耐用性
構造物が使用に耐えられる年数によって決められる構造物の性質。

抱き足場
一列の建地に布地を両側から抱く形で組んだ足場。本足場の組めない狭い所で用いる。

たけかん
>>工事管理

竹の子、筍
工事用の給排水・給気用のビニールホースやゴムホースを接続するときに使用する継手。ホースを抜けにくくするように管を加工。


短杭の打込みや地盤、基礎栗石の突固めなどに用いる木製の道具。

叩く
1.買いたたくの略で、安く値切ること。
2.競争して工事を安価で受注すること。 3.工期内に仕事を仕上げること。

脱塩工法
鉄筋の腐食による鉄筋コンクリートの劣化を防ぐ工法の一つ。コンクリート中に含まれる塩素を電気化学的に除去。

立端、建端
構造物などの地面または床面からの高さ。

建方
構造物の骨組などを現場で組み立てること。

建込み
1.鋼矢板などを打ち込める状態にセットすること。
2.型枠、鉄筋、鉄骨などを所定の位置に組み立てること。

建地
丸太足場、パイプ足場、仮囲いなどの垂直の部材。水平の部材は布という。 棚

足場
前後に設けた2組の足場間に腕木を渡し、その上に足場板を敷き並べて作業床としたもの。

多能工
製造業において技術の熟練度が高く、応用力、判断力、融通性を兼ね備えた熟練工や中堅技術者のこと。

玉掛け
重量物を吊り上げ移動するために、ワイヤーロープなどを用いてクレーンのフックに掛ける作業。

玉掛けワイヤー
玉掛けに使用するワイヤーロープ。労働安全衛生法で使用上の制約を定めている。

玉串
榊の小枝に紙片または麻をつけたもので、地鎮祭などで神への捧げ物として使われる。

ダミーゲージ
ひずみ計でひずみを測定するとき,測定ゲージの側において温度による影響を補正するためのゲージ。

駄目
工事の完成間際、わずかに残った未仕上げ部分や多少の不具合・手落ち部分をいう。この部分を仕上げることを「駄目直し」という。

段切り
1.地山を掘削する際、のり足が長く崩壊の危険がある場合、数段に分けて切り取ること。
2.斜面に盛土をするとき、地山とのなじみをよくするため、事前に階段状に切り取ること。

段差
橋台など構造物の背面側地盤の沈下や、構造物と構造物との不等沈下などにより構造物と地盤との間、構造物と構造物との間に高低差が生じること。

探針
細い鉄棒などを土中におし込んで、埋設物や障害物の有無を確認すること。

段ち
「段違い」の通称。2つの面の高さに差のあること。

段取り
支障なく工事に着手できるよう事前に準備・計画を行い、各種の手配や設備をすること。「段取り八分」は準備がよければ仕事の8割は終わったも同然の意味。「段取り負け」は過剰な設備のために、良い仕事ができないという意味。

段跳ね
土を深く掘り下げる場合、側面を階段状に残しておき、掘った土を次々と上の段へ跳ねあげ排土すること。

 

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