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 ----------【建設用語(し)】---------- 土木用語(し)はこちら

 シース
ポストテンション方式のPC工法において用いる円筒断面形のさや。

ジス工場
JISマーク表示許可工場。製造するレディミクストコンクリートがJISに適合していることを認められた生コン工場。

沈みひび割れ
コンクリートの沈下がもとで表面付近の鉄筋に沿って発生するひびわれ。「沈降クラック」とも。

支柱
コンクリートの自重を支えるために底型枠の下側を支える仮設用の柱。

ジベル
1.合成桁において、鋼側の面に直角方向に溶接した鋼棒。
2.コンクリート打継ぎ面と直角方向に埋設する鉄筋。

示方配合
仕様書や責任技術者によって決められたコンクリートの配合。

締固め不要コンクリート
>>超流動コンクリート

尺角
断面が1尺(30.3cm)四方の木材。

収縮ひび割れ
コンクリートの乾燥による収縮が拘束されることにより発生するひびわれ。

順巻きコンクリート
コンクリートの打ち継ぎで、位置的に旧コンクリートの上側にコンクリートを打ち込むこと。

暑中コンクリート
気温が高いとき、運搬、打込み、養生に特別の配慮が必要となるコンクリート。

ショットクリート
モルタルやコンクリートを圧縮空気によって吹き付けて打ち込む工法。「吹付けコンクリート」とも。

伸縮継目
>>伸縮目地

伸縮目地
擁壁などのコンクリート構造物において、一定区画ごとに設けられる変形を吸収する目地。「伸縮継目」とも。

心出し
測定して部材や構造の中心線を求め墨出しすること。

支圧壁
推進機械により管を推進するとき、推進方向と反対側の立坑土留め壁や、その後方の地山へ推進力を均等に伝えるもの。

シール溝
シール材を添付するためにセグメント側壁に沿って設けた溝。

シールドジャッキ
シールドマシンの推進装置。

シールドトンネル
シールドマシンで地中を掘削すると同時に、その後部でセグメントによる覆工を行い構築するトンネル。

シールド発進架台
シールド機の組立て・発進に使用し、反力受け設備により台上を推進し地山へ貫入掘進を開始する受け台。

自穿孔アンカー
孔壁が自立しないような地山で行う、先端にビットが付いたロックボルトでの穿孔。

自動バイパス
送泥水圧、排泥流量の調整を行った後、切羽に泥水を流入させ大きな変動を与えない機構のこと。

支払い線
トンネルエ事の請負契約において、設計巻厚線の外側に設ける線。

支保パターン
鋼製支保工の寸法や建込み間隔などが、あらかじめ設計図書の中で決められていること。

シャフトジャンポ
立坑掘削に使用される穿孔機。

ジャベル
ジャイロコンパスとレベルを組み合わせた簡易測量システム。シールド方向制御に使用する運転管理の指標。

シャンクロッド
砕岩機のドリフターとロッドをつなぐテーパーになった円筒。

自由断面掘削機
先端に掘削機を有すアームを上下左右に旋回しながら、断面を部分的に切削していく掘削機。

重搬トンネル
地下発電所の建設において、発電機、水車などの重量物を搬入するためのトンネル。

周辺支持システム
シールドマシンのカッターヘッド支持方式の一つ。

周辺ドレーン坑
地下発電所のまわりに、水抜き、水位低下を目的に設けるトンネル。発電所施工中は作業坑ともなる。

自由面
発破の際に破壊を拘束しない面。トンネル切羽の場合、自由面発破という。

順巻き
側壁コンクリートを打設してからアーチコンクリートを打設する工法。逆の工程によるものを逆巻きという。

上半
上部半断面の略。複線以上の大断面における上部の半断面のこと。

ショートステップ工法
1ステップを1.0〜2.5mと短く取り、穿孔発破、ずり出し後、直ちにこの部分の覆工を行う立坑掘削工法。

ショートベンチカット
トンネルを上半と下半に分け、上半を30〜50m程先行させてから下半を掘削する掘削工法。

真円保持装置
シールド工法におけるセグメントの組立て精度を向上させ、矯正する装置のこと。

心抜き
掘削発破において、切羽面のほぼ中央で第1段に行う発破。

自然水流
自然の河床を有し、季節的に一時枯渇するほかは途切れずに流れているもの。

下向き水制
川岸に対し直角よりやや下向きに突出させた水制。

地盤漏水
水位の上昇により浸透圧が大きくなり、堤体下の透水性の高い基礎地盤から堤内側に漏水すること。

締切り堤
旧水路を締め切る場合に、河川を横断して設置される堤防。

蛇籠工
鉄線の籠に玉石や砂利を詰めたものを敷き並べ、のり面の防護、のり面下部の根固めを行う方法。

周囲堤
>>囲繞堤

重力式堤防
堤体全面の基礎地盤上に直接、コンクリートなどによる壁状の構造物を構築し堤体を防護した堤防。

取水堰
都市用水、灌漉、発電用水などを取り入れるために河道を横断して設けられる堰。

捷水路
河道の屈曲部において、洪水時に水を速やかに流下させるために、屈曲部前後を直線的に結ぶ水路。

親水性護岸
形状を緩傾斜や階段状にし、人が散策したり水辺に親しめるように配慮された護岸。

浸透流線
等ポテンシャル線に直交するものと定義され、浸透流解析における流線網解析に用いられる。

シェアバー
1.せん断補強用の鉄筋鋼棒。
2.ずれ止め。「ダウエルバー」とも。

仕切堤
>>流出油防止堤

地組み
1.鉄筋、型枠、土留め支保工などを地上で組み立てること。
2.大型で複雑な鉄骨構造物を工場などで仮組みすること。 3.そのまま運搬できない部材を分割・搬入し、現場の地上で組み立てること。

下向き姿勢
下向きの姿勢で行う溶接方法。

止端
溶接により生ずる母材の面と溶接ビードの表面との交線。

重力式アーク溶接
>>重力式溶接

重力式溶接
水平すみ肉溶接や突合せ溶接で使う自動溶接の一つ。「重力式アーク溶接」「グラビティ溶接」とも。

ジョイントプレート
>>スプライスプレート

漏斗形流動
サイロの底部排出口付近で、サイロ底部から壁面にかけて粒子が移動しない死領域を有する流れ。「ファンネルフロー」とも。

真空断熱
二重殻構造の容器において、内側と外側の殻の間を真空にして熱が伝わるのを防ぐ。

浸透探傷試験
溶接部に浸透液を塗ってからふき取り、現像液を塗ると傷部分が着色されて欠陥が発見できる検出方法。「カラーチェック」「レッドチェック」とも。

シーバース
海上での所定の船舶停泊場所で、パイプラインで送油する沖がかり方式の係留施設。

汐間
干潮時のこと。

仕切弁
2つまたは1つの気密面が直線的すべり、まわりは回転式すべりによって流れを遮断する弁。

自航式ポンプ船
>>ドラグサクション浚渫船

指向燈
一箇の燈火を緑、白、紅に分割して危険区域と安全航路を示す安全標識。

自己昇降式作業台船
プラットフォームを海上に上昇させて作業を行う台船。「セップ台船」とも。

重要港湾
国の利害に重要な関係を有する港として政令で指定された港湾。

浚渫
航路、水路、泊地等の水底の土砂を掘り取ること。

浚渫船
航路、水路、泊地等の水底の土砂を掘り取ることを主目的とした船。

浚渫ロボット
コンピューター制御、自動歩行、自動姿勢制御などの機能をもつ俊喋機械。

照射燈
航海者に障害物のありかを知らせるため、陸上から光を照射するもの。

消波ブロック
主としてコンクリート製のブロック。防波堤や護岸の大波を受ける所に設置。

消防船
消火作業を行う船。

シルトフェンス
>>汚濁拡散防止膜

人工ビーチ
侵食された海岸あるいは何かの利用目的のある海岸に人工的に土砂を供給し造成された海浜。

親水護岸
護岸としての機能をもちつつ、人が水辺で楽しめるように配慮された護岸。

深層混合処理船
深層までセメント系や石灰系の固化剤を供給しながら、軟弱地盤を混合する設備をもつ作業船。

死荷重
橋体や付帯物の重量による荷重。

支間
>>径間-3

軸重
自動車や列車の車軸から作用する荷垂。

支承
橋台や橋脚上で橋桁を支持する部品。「シュー」ともいう。

自定式
吊り材を使用する橋において、吊り材を桁自身に定着する方法。

地覆
側端部で橋の全長にわたって設けられる、橋面より高くなった部分。

支保工式架設
>>足場式架設

斜橋
支承線の方向が橋軸と直角になっていない橋。

斜材
1.鉛直面内で斜めに配置される構造部材。
2.トラスの腹材のうち斜めに配置されるもの。 3.斜張橋の吊り材。

斜張橋
桁と塔の間に直接、斜めのケーブルを配置し、緊張することによって桁自重の多くを塔で支持する橋梁。

シュー
>>支承

従荷重
橋梁の場合、地震荷重、風荷重など、必ずしも常に作用するわけではないが、設計上考慮する荷重。

シュー座
>>橋座

縦断勾配
橋軸を含む鉛直面でみたときの橋の勾配。

充腹アーチ
アーチのスパンドレル部分が充実タイプのアーチ。

主荷重
橋梁の場合、死荷重、自動車荷重など、構造物に必ず作用すると考えなければならない種類の荷重。

主桁
上載荷重に対し、桁として橋軸方向の曲げやせん断で抵抗して力を橋台や橋脚に伝える主要な桁。

主構
構造体として主桁と同じ機能を有するトラス構造。主トラス。

主鉄筋
荷重に対して抵抗させるため、設計でその量が計算される鉄筋。

上弦材
トラスを構成する部材のうち、上方に配置されているもの。

床版
1.床の機能を有する構造部材。
2.橋梁で自動車荷重等を直接支え、主桁などに力を伝える板状構造部材。

床版橋
床版が一方向板としての主桁の機能をもつコンクリート橋。「スラブ橋」とも。

上路橋
通行路が橋体の上部にある橋梁。

自励振動
>>発散振動

伸縮装置
桁の温度伸縮、また自動車の走行性などを損なわないように工夫された桁の伸縮に追随する装置。

伸縮継手
温度伸縮や外荷重による過度の応力の発生を予防する可とう性の継手。「エキスパンションジョイント」とも。

シーサースクロッシング
2組の渡り線を交差させて重ね合わせたもの。4組の分岐器と1組のダイヤモンドクロッシングとこれらを結ぶ一般軌道から構成されている。

CTC[シー・ティー・シー]
Centralized Traffic Controlの略で、列車集中制御装置のこと。多数の信号設備を遠隔集中制御しながら全区間の列車運行状況を常に監視し、安全かつ効率的に行う。

ジムクロウ
レールを横方向に曲げる機械。分岐器用レールの横曲げや急曲線用レールおよびくせ直しなどに使用される。

車両基地
車両の修繕、整備、留置を行うほか、乗務員の拠点となる場所で、車両と一体で管理運営されている。旅客車基地、機関車基地、貨車基地に大別される。

車両限界
いかなる種類の車両もこれ以上の大きな形に作ってはいけないと定めた寸法。車両の横断面の大きさがこの限界内に入るように決められている。

車両接触限界標
線路の交差または分岐箇所で、各線路上にある車両が他の路線を支障しない限界を表示する標識。

車輪止め
側線のレール上に設ける、停止中の車両が本線に逸走しないための設備。

縦曲線
線路勾配が変化する箇所に挿入する縦断曲線。勾配変化が凸凹いずれの場合でも上下動揺加速度が大きくなり、乗り心地が悪くなる。これらの悪影響を緩和するために挿入する。

常電導磁気浮上式鉄道
常電導電磁吸引方式によって車両を浮上させ、鉄輪・鉄レールに非接触で支持してリニアモーターで推進させる輸送機関。

除雪機関車
線路上の雪を取り除く機関車。雪の多い地方で使われている。

新交通システム
広義には、既存の交通システムをハード、ソフトのいずれかにおいて改善するかギャップを埋めるもので、コンピューター技術を初めとする 新技術を取り入れたもの。狭義には、機械式案内装置による操舵とゴムタイヤ支持を特長とするガイドウェイ方式の中量軌道輸送システムのこと。

新在直通運転
新幹線の高速性を広範囲に拡大するために、新幹線と在来線を直通運転する方式。新幹線と在来線の乗り換え時間を解消することで到達時間の短縮を図っている。

深夜バス
都市部において深夜(23時以降)に割増し運賃で運行しているバス。

COM[シー・オー・エム]
Coal Oil Mixtureの略で、微粉細された石炭を重量比で約50%になるように重油中に混合した混炭重油のこと。

CWM[シー・ダブリュー・エム]
Coal Water Mixtureの略で、微粉細した石炭に水と添加剤を加えたもの。

シーバース
主に原油の荷役用施設として利用される、沖合に設けられた船舶の係留施設。

軸方向応力度
パイプラインなどの円環形の構造物で、内圧・外圧および曲げ変形によって生じる軸方向の応力度。

自然放射能
天然に存在する核種がもつ放射能。天然放射能とも呼ばれる。

締固め
土やコンクリートに静荷重、衝撃または振動を加えることで、その密度を増加させること。

ジャケット
陸上であらかじめ制作した下部構造を現地へ曳航して据え付け、上部構造を取り付けるような構造物。

遮水工法
セメントミルク、コンクリート、アスファルトなどで、ダムの基礎およびロックフィルダムの遮水性を確保する工法。

重水型原子炉
減速材に重水を用いた原子炉。

取水ダム
河水を水路に導入するために設ける高さの低いダムで、発電・灌慨・上水・工業用水・冷却用水などを使用するためのもの。

取水塔
貯水池内の水を取水放流するための塔状の設備。

取水路
>>導水路

受変電設備
送電、配電から電力の供給を受ける設備で、変圧器等を併設しているもの。

ジョイントグラウチング
コンクリートダムの縦横の継目の収縮ジョイントにグラウチングを行うこと。

小水力発電
一般に出力規模2,OOOkW以下の水力発電のこと。ローカルエネルギーとしての性格を有する。

初期湛水
ダム完成後の最初の湛水で、ダムの調査、設計、施工の過程で発見できなかった欠点を見つけるために行われる。

自流式発電所
>>流れ込み式発電所

自家用水
水道事業者が、その業務を行うために使用する水。

色度
水に溶解もしくは懸濁しているコロイド性物質により着色する黄褐色の度合い。

自浄作用
河川などが、自然の状態でもっている汚濁物質を浄化する能力。

私設下水管
家庭や事業所などの敷地内の下水管。

遮集管渠
合流式下水道において、雨水を雨水吐き室で分流し、雨天時汚水として処理場へ流下させる管渠。

臭気濃度
試料水を無臭水で希釈し、臭気を感じなくなるまでの希釈倍率で表す。

終末処理場
下水を最終的に処理して、河川などへ放流するための処理施設。

小規模下水道
農山漁村などの集落向け下水道のこと。

浄水
飲用に適する水。または飲用に適する水にすること。

浄水場
取水した原水を、飲用に適するよう処理する施設。

消毒
上下水処理の最終段階で、塩素などにより病原性細菌を殺菌すること。

除外施設
高温水、油分、酸・アルカリなど下水道施設の機能を低下させるおそれのある下水の原因物質を取り除く施設。

CBR[シー・ビー・アール]
california bearing ratioの略。路床、路盤の支持力を表す指標。

シールコート
既設舗装の表面に渥青材料を散布し、その上に砕石を散布する表面処理。

視距
乗用車の運転手が見ることができる車道の中心線上の長さ。

支持力係数
セメントコンクリート舗装における路床、または路盤の支持力を表すK値。

シックリフト工法
アスファルト混合物を一層の仕上がり厚10cm以上で仕上げる施工法。

指定副産物
舗装打換えや建築物の取り壊しなどにより発生した材料の中で、資源として有効活用できるもの。

修正CBR[〜シー・ビー・アール]
路盤材や盛土材の品質基準を表す指標。最大乾燥密度に対する所要の締固め度に相当するCBR。

上層路盤
路盤を2種類以上の層で構成するときの上部の層。

初期ひび割れ
セメントコンクリート版を舗設した直後から数日間に発生するひびわれ。

針入度
舗装用石油アスファルトや目地材料の硬さを示す指標。

時間雨量
1時間当たりの降雨量。

資源化施設
再生資源を利用するための加工設備はをはじめ、原材料や製品の置き場など施設全体の総称。

地滑り自動観測システム
地すべり挙動を連続的に把握するための計測装置。

地滑り地形
過去に地すべりを発生した地形、または地すべりの生じやすい地形のこと。

地滑り土塊
地すべりに伴って移動、主に滑落する土の塊のこと。

地滑りの素因
地形的特性、地質的特性など、地すべりに関与する自然的な要因。

地滑りの兆候
頭部における滑落崖、側面における側面亀裂、末端部における圧縮亀裂など、地すべりの兆し。

地滑りの誘因
地下水の増加や地震などの自然的要因と、斜面の切取りによるバランス悪化などの人為的要因がある。

地滑り変動調査
測量、伸縮計、地盤傾斜計などの方法による、地盤地表面の移動状況の調査。

地滑り防止区域
地すべり等防止法(1958年)によって指定されている区域。

自然発生地滑り
降雨や降雪などの自然要因によって発生する地すべりのこと。

自然放射能探査
自然放射能の特性を利用し、断層と破砕部の分布を推定する方法。

実効雨量
降雨の強さや時間などを考慮し求めた長期間内の降雨量。

屎尿浄化槽
下水道の未普及地域におけて生活排水を処理する設備。

屎尿浄化槽汚泥
浄化槽から発生する汚泥。一般廃棄物になる。

屎尿処理施設
し尿を一括して処理する施設。

地盤傾斜計
コンクリート基礎上にN-S、E-Wの2方向に設置した水分器によって地盤の傾斜変動を測定する装置。

地盤傾斜変動
地滑りの発生によって地盤が新たな傾斜面を形成すること。

蛇籠ダム
砂防ダムの一種で、蛇籠を積み上げて構築したダム。

遮断型処分場
有害な燃え殻、ばい塵、汚泥、鉱さいなどを埋立処分する場所。

シャフト工
地すべり防止を目的とした大口径の鉄筋コンクリート場所打ち杭。

斜面安定対策工
斜面崩壊の発生要因を低減し、斜面の安定を図る方法。抑制工、抑止工の2種がある。

主亀裂
地すべりや崩壊箇所の最頭部がすべり落ちることによって生じる亀裂のこと。

小規模埋立処分
埋立地の面積が10,000平方メートル以下、あるいは埋立容量が50,000立方メートル以下の埋立処分。

上昇斜面
縦断面の形状によって斜面を分類したものの一つで、断面が凸形状の斜面。

人為発生型地滑り
盛土や切土など、人為的要因によって誘因される地すべり。

伸縮計
不動点─移動点間の伸縮量を測定する装置。

侵出液
廃棄物の最終処分場からしみ出してくる汚水。

浸食
風や流水で地盤・岩盤が削られること。

ジオグリッド
高分子材料を用いて格子構造につくられたもので、主に土構造物や地盤の補強に用いられる。

市街化区域
すでに市街地を形成している区域、またはおよそ10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図る区域のこと。

市街地開発事業
土地区画整理事業、新住宅市街地開発事業、首都圏および近畿圏の工業団地造成事業、市街地再開発事業、新都市基盤整備事業など、都市計画区域における開発事業。

支柱
樹木の移植直後に施される支えの総称。

市民農園
一定区域を地主から借りる、あるいは買い上げ、一定の大きさに区画して市民に貸与する農園。分区園とも呼ばれる。

斜線制限
道路の上部空間を確保する道路斜線、隣地の建物の採光、通風、日照を確保する隣地斜線、北側の建物の日照を確保する北側斜線など、建物が建てられる空間について建築基準法で定められている制限。

重点整備地区
総合保養地域整備法(リゾート法)に基づく特定地域において、スポーツ、レクリエーション、教養文化、集会、研修所など特に施設整備を促進することが必要な3,000ha以下の連接した地域のこと。

主木
植栽空間の中心となる樹木で、役木の一種。日本庭園において発達した植栽構成の1つであり、正真木ともいう。

堀葉樹林
ツブラジイ・スダジイ・イチイガシ・タブノキーヤブツバキ・アラカシなど、葉が厚く表面に光沢のある常緑広葉樹を優占種とする森林。

植生
ある地域に生育する植物の集団全体のことで、植被ともいう。植物群落ごとに植生を区分し、地図にまとめたものを植生図という。

植物規格
流通にのって造園材料として取り扱われる植物の大きさ・形質のことで、形状寸法ともいう。

植物群落
相観・種組成・立地条件などのある基準で植生を区分した単位。

森林法
森林計画、保安林、その他の森林に関する基本事項について定めたもの。森林の維持保全および育成と森林生産力の増進を目的としている。

CM方式[シー・エム〜]
CMはConstruction Management の略。CM方式とは、発注者の補助者・代行者であるCMR [コンストラクション・マネージャー]が、発注者の側に立ち、設計、工事発注方式の検討、工程・品質・コストの管理などのマネジメント業務を行うもの。

CPM[シー・ピー・エム]
Critical Path Method の略。所要時間と費用の関係から最適工期を割り出すもの。

JV[ジェー・ブイ/ジョイント・ベンチャー]
Joint Venture の略で、共同企業体ともいう。複数の建設業者が共同で工事を受注し、完成させるために結成した団体。

四会連合協定
四会連合協定工事請負契約約款の略。四会とは日本建築学会、日本建築協会、日本建築家協会、全国建設業協会のこと。

支給材
発注者側から支給される工事用資材。

事業損失防止施設費
施工に伴って発生する騒音、振動、地盤沈下、地下水の断絶などを原因とした事業損失を、未然に防ぐための仮設備の設置費・撤去費・維持管理費。

資源割付け法
日程計画された工程に基づき、人員や機械、材料、資金などを各作業に割付けること。

自主検査
施工管理責任の観点から、請負業者が工事の出来形や材料の品質などの検査を自主的に行うこと。

実費精算契約
実際にかかった費用を発注者が支払う契約。「コスト・プラス・フィー」とも。

指定仮設
請負契約の中で、工事用仮設備の全部または一部について、内容と方法が指定されているもの。

指定建設業
特定建設業のうち、複数の工種や高度な技術など、総合的な施工技術を必要とする業種。建設業法政令では土木工事業、管工事業、鋼構造物工事業、舗装工事業を指す。

示方書
構造物や材料の設計・製作・施工について、基準となるべき事項を定めたもの。

指名競争入札
発注者が指名した業者だけで行う入札。

指名願い
建設業者が地方自治体などに対して、入札参加を希望するために提出する書類。会社の内容、工事実績などを記載した各種書類を添付する。

受益者負担
特定の公共事業によって、特に利益を受ける者に対して義務付けられる金銭の給付。

純工事費
直接工事費に、関節工事費のうちに共通仮設費を加えたもの。

諸経費
請負金額や見積金額のうち、純工事費以外の費用。現場管理費、一般管理費など。

進度管理
実際の工事の進捗が、工程計画に沿っているかを管理すること。計画との差異を検討して、その最適化を図るため対処する。「フォロー・アップ」とも。

C特性[シー〜]
JISに基づく騒音計に備えられている特性で、測定した値は音圧レベルの近似値を示し、dB(C)と表現する。「フラット特性」とも。

敷地境界線
建物や道路の用地の境界を示す法律上の線。

実効値
音圧や交流電圧など、時間で変化する量の大きさを示し、瞬間値の2乗平均の平方根で定義される値。

実行予算
実際に施工する視点から見積書を再検討し、現場で管理しやすい形式で組む予算書。「実施予算」とも。

実施予算
>>実行予算

指定建設作業
都道府県知事が著しい騒音を発生すると指定した作業。作業が行われる当該地域の特性を勘案して指定される。

自由音場
音の伝搬する空間の状態が均質で、地表や壁などからの反射を無視できる音場。

周波数
1秒間の振動回数。単位はHz [ヘルツ]。

周波数分析器
騒音レベルなどのように周波数の異なる成分が混合している場合に、各成分を周波数ごとに分けて表示する装置。

主任技術者
現場で工事施工の技術上の管理を行う技術者。建設業法第26条で現場への配置が義務付けられている。

新QC7つ道具
親和図、連関図、系統図、マトリックス図、マトリックス・データ解析、アロー・ダイヤグラム、PDCA法の7つを指す。コンピュータの普及に伴い、言語データを図に整理する手法として開発された。

振動加速度レベル
振動加速度をdB単位で示したもの。

振動暴露基準
振動を伴う作業に対する疲労・能力低下の基準。

制振材
床や壁面に塗布・接着することっで、振動を熱などの他エネルギーに変換し、振動を低減させる材料。

シート
仮囲い、工事用資機材や掘削のり面の養生などに用いられる布織物。

シートゲート
工事現場の出入口に設けるシート製の開閉門扉。

シーブ
ワイヤーロープのかかる溝のある鋼製の滑車。

敷板
1.>>皿板 
2.軟弱な地盤で、重機の荷重を分散させるために敷く板。

敷盤
>>皿板

自吸式ポンプ
起動時に呼び水操作が不要なポンプ。工事現場の揚水・排水に広く利用されている。

試掘
1.表土はぎ、トレンチ掘り、横坑,立坑、コアボーリングなどにより、地盤や岩盤の状況を精密に調査すること。
2.工事施工中に地下埋設物に損傷を与えないために、その位置、,深さを実際に掘って確かめること。「試験掘り」とも。

試験掘り
>>試掘

地獄
>>滑車

支索
>>とら

下小屋
工事期間中に、各種職方の作業や休息のために設置された仮建物。

湿地用ブルドーザー
湿地や軟弱地盤での盛土、押土作業を行うためのブルドーザー。

尻手
ロープの末端、または末端の止め方のこと。「縄尻」とも。

しの
長さ30cm程度で、握りのある先のとがった鉄棒。ボルトなどを通すときに穴の位置を合わせたり、足場を緊結する鉄線を締め付けたりするときに使用。

ジブ
クレーンの水平、斜めに突き出た旋回可能な腕木の部分。

ジブクレーン
荷を吊り下げるジブを持つクレーンの総称。固定型と軌条走行型がある。大型のものはダムエ事のコンクリート打設、建築工事、港湾荷役用などに使用される。

支保工
構造物を築造・架設する場合に、上部や横からの荷重を支えるために用いる仮設構造物の一般的呼称。

締切り
水中や水際に構造物や基礎をつくるとき、周囲の水をせき止めるために築造する堤防や仕切り壁。

蛇管
バイブレーターの電動機と振動部分をつなぐ管。

シャコ
>>シャックル

シャコ万
パネルなどの吊上げに使用する吊り具。

ジャッキ
重量物を持ち上げたり、物体に力を加えるために使用する機器。

ジャッキベース
>>べースジャッキ

ジャックハンマー
圧縮空気を用いて刃先に回転打撃を与える方式の削岩機で、手持ちのもの。

シャックル
ワイヤーロープと吊り金具やほかのワイヤーロープとの連結に用いられる金具。本体はU字形「シャコ」ともいう。

地山
自然のままの状態にある地盤のこと。掘削、埋戻し、盛土した地盤に対して用いる。  

車両系建設機械
労働安全衛生法施行令別表第7に記載される建設機械で、動力を用い不特定の場所に自走できるもの。ブルドーザー、パワーショベル、杭打ち機、ローラーなど数多い。

ジャンカ
脱型後のコンクリート表面に見られる粗骨材の凝集および空洞などの欠陥部分。「あばた」「豆板」とも。

シュート
コンクリート打設のため、フレッシュコンクリートを高所から低所に流し込むための樋や管。

場内運搬
工事現場内で行う資材、仮設材、土砂などの運搬。

常傭、定用
元請が下請契約とは別に、下請から労務提供を求め、仕事の出来高に関係なく勤務時間・日数に応じて賃金が支払われる方式、もしくはその労働者。

職長
作業所において作業中の労働者を直接指導・監督する責任者。「世話役」とも。資格に関する法的規制はないが、労働安全衛生法第60条により、安全衛生教育を職長に対して行うことが規定されている。

ショベル
>>パワーショベル-1

鋤簾
土、砂利、コンクリートの敷ならしや盛土のり面の整形に用いるくわ状の工具。

尻鍬
コンクリート打設で、シュートなどからコンクリートをかき落としたり、打設したコンクリートをかきならす仕事を受けもつ作業員。

尻を割る
>>尻割り

じんくろ
>>甚九郎

甚九郎
レール1mの重さが22kg以下の軽レールなど比較的軽い軌条類を曲げたり、また曲がりを直す工具。

心々,芯々,真々(しんしん)
2部材間の中心から中心までの寸法。「柱心々」「壁心々」のように使われる。

診断
構造物に欠陥があるかどうかを点検・調査し、使用に耐えられるかを判断すること。

ジンポール
>>坊主

 

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